科举（kējǔ）の意味

科举［科舉］

ピンイン

kējǔ［ke1ju3］

意味

漢に淵源し，隋・唐に始まり清末まで続いた官吏の登用試験：〔科甲 jiǎ 〕〔科第 dì 〕ともいう．清代では科挙に応ずる者は経学や詩文を修めてまず自分の郷里で〔州 zhōu 考〕あるいは〔县 xiàn 考〕を受ける．合格した者は〔童 tóng 生〕と呼ばれ，ついで〔府 fǔ 考〕を受験する．これに及第した者はさらに各省教育行政の首脳者たる〔学政〕（〔学台〕ともいう）から〔院 yuàn 考〕を受ける．〔院考〕は３年毎に１回行われる．〔院考〕の合格者は〔秀 xiù 才 〕と呼ばれ，府学（県学・州学）に入ることが許される．これに入ることを〔进学〕〔入泮 pàn 〕といい，入学者を〔生员〕という．同年に〔生员〕となった者同士を〔同案〕という．〔生员〕は次の〔乡 xiāng 试〕を受ける前に〔科考〕〔科试〕と呼ばれる予備試験を受ける．〔乡试〕は３年に１回，仲秋８月に一省の〔生员〕を省城に集めて，中央から派遣された〔考官〕の手で行われる．その科目は四書・五経・作詩・論策などである．試験場は〔贡 gòng 院〕と呼ばれる常設の建物があった．試験は〔三场 〕に分かれ，各場は三日間で，第１日夕刻より始めて第３日の朝に〔考卷〕（答案）を出して退場する（合計９日間に及ぶ）〔乡试〕に及第すれば〔举 jǔ 人〕の称号を得る．〔举人〕の第１位を〔解元〕と称する．また同年度の合格者は互いに〔同年 〕と称する．合格者の氏名を発表することを〔发榜 bǎng 〕または〔出榜 〕〔放榜〕という．〔会试〕は３年に１回．〔乡试〕の翌年の陽春３月首都で行われる．科目は〔乡试〕に同じでただ程度が高くなる．〔乡试〕と同じく三場九日間にわたり，〔贡院〕と呼ぶ試験場で行われる．〔会试〕合格者を〔贡士〕と称し，その首席を〔会元〕と呼ぶ．〔贡士〕はただちに〔殿试〕を受ける．これは天子が自ら〔贡士〕の席次を定める試験で１日で終わる．この〔殿试〕を経て初めて〔进士〕の称号を受ける．〔进士〕の首席３名を〔第一甲〕とし，〔进士及第〕の資格が与えられた．これに次ぐ者（定員なし）を〔第二甲〕とし，〔进士出身〕の資格を，残余を〔第三甲〕とし〔同进士出身〕の資格が与えられた．また〔第一甲〕中の第１位を〔状 zhuàng 元 〕，第２位を〔榜眼〕，第３位を〔探 tàn 花〕と別称した．〔进士〕の氏名は，これを〔黄榜〕に記載して皇城の門外に掲げられたが，これに名をつらねることを〔挂 guà 名儿 〕といい，読書人の最も名誉とするところであった．〔举人〕に合格の翌年続いて，直ちに〔进士〕に合格することを〔连捷 〕といった．〔乡试〕〔会试〕〔殿试〕にすべて首席を占めることを〔三元〕といった．→〔齿 chǐ 录〕

詳細解説（製作中）

词语解释

科举[ kē jǔ ]

⒈  指中国从隋唐到清代的分科考选文武官吏后备人员的考试制度。

英imperial examination;

引证解释

⒈  封建时代对官吏的政绩优劣考核上报。

引晋 杜预 《上黜陟课法略》：“今科举优劣，莫若委任达官，各考所统……其六岁处优举者，超用之，六岁处劣举者，奏免之。”

⒉  隋 唐 以来封建王朝分科目考试选拔文武官吏后备人员的制度。亦指这种考试。

引《宋史·选举志二》：“自 神宗 朝 程顥、程颐 以道学倡于 洛，四方师之，中兴盛于东南，科举之文稍用 颐 説。”
《古今小说·木绵庵郑虎臣报冤》：“似道 密访其人不得，知是秀才辈所为，乘 理宗皇帝 晏驾，奏停是年科举。”
《儒林外史》第六回：“又过了三四日， 严大老官 也从省里科举了回来。”
叶圣陶 《倪焕之》二：“那时还行着科举，出身寒素，不多时便飞黄腾达的，城里就有好几个。”

国语辞典

科举[ kē jǔ ]

⒈  隋唐到清代用以考选官吏的制度。隋废九品中正制，改置进士等科；唐科目增至五十余，故称为「科举」。后宋用帖括，明清用八股试士，亦沿用科举之称。至清光绪三十一年（西元1905）​始明令废止。